凸凹バディが織りなす、心温まる江戸の物語
この物語の主役は、皆が恐れる強面だけど、じつは甘いお菓子に目がなくて幽霊が大の苦手な北町同心・河原小平次と、彼の貸家に住む、霊が見える異能を持つ美貌の僧侶・蒼円。この二人のユニークなバディが、江戸の町で起こる不思議な事件の謎を解き明かしていきます。
今回の物語では、暮七ツの鐘の音とともに現れる武士の霊の正体を探ることに。身元不明の死体として発見された若い武士と同一人物だと知った二人は、その哀しき未練を辿ります。強面だけど心優しい同心と、不思議な力を持つ僧侶が、霊にまつわる謎を解いていく姿は、きっと皆さんの心を温かくしてくれるでしょう。
前作も大好評!直木賞作家・澤田瞳子さんも絶賛!
前作『鬼にきんつば 坊主と同心、幽世しらべ』は、発売されるやいなや口コミで話題が広がり、すぐに重版されるほどの人気ぶりでした。恩田陸さんも「とても面白かった!最後にほろり」と絶賛し、第14回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞の候補作にも選ばれています。
そして、今作『鬼にきんつば 七つの刻鐘の幽霊』の解説は、なんと直木賞作家の澤田瞳子さんが担当されています!澤田瞳子さんが太鼓判を押す面白さ、これはもう読むしかないですよね!
著者・笹木一さんの意外な一面と、物語への想い
著者の笹木一さんは、普段は図書館職員としてお勤めだそうですよ。作家デビューの反響について尋ねられた際、「じつは、この期に及んでまだ職場での報告はしていません」と、ちょっぴりシャイな一面を覗かせているのが、なんだか親近感が湧きますよね。
物語の構想は、ご自身の休職中に「大好きな江戸時代が舞台の小説を書いてみよう」と思ったのがきっかけだそうです。散歩中にふと「自分は霊感がなくてよかった」と感じたことから、「江戸時代にも幽霊はいたよな。武士が幽霊を見たらどうしたろうか。きっとお化け嫌いの武士もいたはず……」と想像を膨らませていったとのこと。日常のささやかな気づきから、こんなにも魅力的な物語が生まれるなんて、素敵ですよね!
笹木一さんの温かい人柄がにじみ出るような、心に響く物語を、ぜひこの機会に手に取ってみてください。
書籍情報と関連リンク
書籍データ
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タイトル: 鬼にきんつば 七つの刻鐘の幽霊
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著者名: 笹木一
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発売日: 2026年4月22日
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造本: 新潮文庫
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定価: 737円(税込)
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ISBN: 978-4-10-106042-2





