7年間の思いが詰まった超大作!
この作品、実は執筆開始からなんと7年もの歳月を費やし、原稿枚数は1,500枚にも及ぶ超大作なんです。これを聞くだけで、どれほどの情熱とこだわりが込められているか、胸が高鳴りますよね。
文芸誌「STORY BOX」で連載されていた方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の単行本化にあたっては、大幅な加筆と全面的な改稿が行われたそうですよ。だから、連載を読んだ方も、きっと新しい発見や感動があるはずです。
前作『この夏の星を見る』から3年ぶりとなる最新作、その発売が本当に待ち遠しいですね。
物語の鍵は「噂」?
『ファイア・ドーム』のテーマは、「人は、真実よりも面白い物語を選ぶ。彼女は、“噂” という、炎に燃やされた。」という言葉に集約されています。
25年前の夏、地方都市を揺るがした誘拐殺人事件。その報道によって広まった「噂」が、町に大量の炎を降り注ぎました。そして、ようやく静けさを取り戻したかに見えた町に、今も燻り続ける因縁が新たな事件を呼び起こすという、なんともゾクゾクするような展開が待っています。
著者の辻村深月さんご自身も、「なぜ、私たち〟はこうも事件にかかわりたいのか。そのことをいつか小説で書くなら私が書きたいと、ずっと願ってきました。」とコメントされています。この言葉に、私たちも深く共感してしまいますよね。人が持つ好奇心や、噂に流されやすい心理。そんな人間らしい部分が、物語の中でどのように描かれるのか、想像するだけで引き込まれます。
タイトルにある『ファイア・ドーム』は、スノー・ドームに似た山間の地方都市が舞台。その街の底には、普段は見えないけれど、振り動かせば炎が沈んでいる。それが、過去の誘拐殺人事件にまつわる噂なのだとか。まさに、今の辻村さんのすべてをかけて書き上げられた、渾身のミステリーです。


書誌情報と著者紹介
『ファイア・ドーム』は上巻・下巻で刊行されます。全国の書店やネット書店で予約を受け付けていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
書誌情報
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タイトル: ファイア・ドーム(上巻・下巻)
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著者: 辻村 深月
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予価: 各2,090円(税込)
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発売日: 2026年6月5日
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判型: 四六判上製
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頁数: 上巻464ページ、下巻432ページ
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発行: 小学館

写真/長田果純
著者紹介
辻村深月さんは、2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でデビューされて以来、『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』で直木賞、『かがみの孤城』で本屋大賞第1位など、数々の文学賞を受賞されています。その作品は、いつも私たちの心に深く語りかけ、忘れられない読書体験を与えてくれます。
『ファイア・ドーム』特設サイトもリニューアルされていますので、さらに詳しく作品の世界観に触れてみたい方は、ぜひ訪れてみてください。
発売日まで、あと少し。この超大作が私たちにどんな真実を突きつけ、どんな感情を呼び起こしてくれるのか、今から楽しみでなりませんね!





