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日常の裏に潜む“戦慄”の物語
それが、前川裕さんによる長篇小説『戦慄』。2月28日(土)に発売されたばかりなんだ。この小説、実は実話をもとに書かれているっていうから、さらにリアリティがあって怖いんだよね。
物語は、福岡県で起きた篠山照幸君(小4)の失踪事件から始まるの。そして四年後、火災現場から子供の骨が発見されるという、なんとも痛ましい展開に。疑惑の人物は完全黙秘を貫き、裁判では無罪に。一方、同じ福岡県で望月留美さん(中1)の誘拐事件が発生するの。
主人公の前田さんが、この二つの事件を追いかける中で、照幸君の靴の謎、留美さんに声をかけた男、共通する地名、そして明らかになる気味の悪い“真相”に迫っていくのよ。担当編集者さんが「こえぇーー」と思わず叫んでページを閉じたというエピソードからも、その怖さが伝わってくるよね。
著者・前川裕さんの手腕
作者の前川裕さんは、1951年東京都生まれのベテラン作家さん。一橋大学法学部を卒業後、東京大学大学院で比較文学やアメリカ文学を専門に研究されてきた方なんだって。2012年には『クリーピー』で第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞されているから、その実力は折り紙つきだよね。他にも、『ハーシュ』『魔物を抱く女─生活安全課刑事・法然隆三─』『号泣』『感情麻痺学院』など、たくさんの著書があるから、ミステリー好きならきっと知っている人も多いんじゃないかな。
あなたの日常にも潜むかもしれない恐怖
この『戦慄』は、単行本『完黙の女』を改題したものなんだって。文庫で825円(税込)で手に入るよ。ぜひ、このゾクゾクする体験を味わってみてほしいな。
あなたの隣にも、もしかしたら…? そんな風に思っちゃうと、日常が少し違って見えるかもしれないね。この小説を読んで、身近な“怖い”に触れてみるのはどうかな? きっと、新しい発見があるはずよ。





