青谷真未さんの魅力に迫る
青谷真未さんは、2012年に『花の魔女』で第2回ポプラ社小説新人賞・特別賞を受賞し(受賞作は『鹿乃江さんの左手』と改題)、作家としての道を歩み始めました。デビュー作である傑作学園ミステリをはじめ、読書メーターで第1位を獲得した恋愛小説『君の嘘と、やさしい死神』や、本への愛が詰まった青春ミステリ『読書嫌いのための図書室案内』など、多岐にわたる作品を発表されています。
彼女の作品は、謎解きに絡む心の機微を瑞々しく描写し、傷ついた人々の再生を優しく描く作風で多くの読者から注目を集めています。彼女の紡ぎ出す物語は、きっと、あなたの心にも温かい光を灯してくれることでしょう。
『流星と桜』の物語
最新刊『流星と桜』は、主人公の桜子(さくらこ)が女子高時代に出会った憧れの先輩、清香(きよか)と8年ぶりに再会するところから物語が動き出します。親に勧められるまま見合い結婚をしようとしていた桜子に、清香がかけた言葉は「私の事務所で働いてみない?」という意外なものでした。先輩は現在、探偵事務所を開いており、社会勉強として探偵助手にならないかと桜子を誘います。
探偵助手となった桜子は、清香と共に依頼人の悩みに真摯に対応していきます。しかし、やがて彼女たちは、どこか歌舞伎の演目を連想させる奇妙な謎を通して、自分たちの過去や秘めた想いにも向き合うことになります。

心の謎解きが織りなす感動
この物語は、単なる謎解きミステリに留まりません。歌舞伎の演目に見立てられた人の心の謎を解き明かす中で、主人公たちが成長していく姿が丁寧に描かれています。孤独だった桜子に寄り添ってくれた流星のような先輩・清香との関係性も、物語の大きな魅力の一つです。
新境地を開いた青谷真未さんが描く、人の心の謎解きは、女性私立探偵の系譜に新たな風を吹き込む傑作といえるでしょう。読者の皆さんの心の奥底に眠っていた感情にそっと寄り添い、前に進む勇気をくれることでしょう。
書誌情報

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書名: 流星と桜
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著者: 青谷真未
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ページ数: 374ページ
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発売日: 2026年3月31日
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ISBN: 978-4-488-02945-6
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装画: 中島梨絵
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装幀: 西村弘美
詳細はこちらからもご覧いただけます。
青谷真未さんの新たな代表作となるであろう『流星と桜』。ぜひこの機会に、手に取ってその世界観を体験してみてください。





