練り香職人の奮闘を描く新シリーズ『仙薫堂香り噺 残り香』

篠綾子さんの新シリーズ『仙薫堂香り噺 残り香』は、香舗・仙薫堂が傾きかけたところから始まる、練り香職人おみつの物語です。亡き妻が薫いていた練り香の再現という難しい依頼に、おみつが母から受け継いだ知識と技で奮闘します。香りに込められた大切な誰かの思い出が、きっとあなたの心にも温かい光を灯してくれるでしょう。一歩踏み出す勇気をもらえるような、心温まる一冊です。
本書の冒頭33ページまで特別公開中です。ぜひお試しください。
『仙薫堂香り噺 残り香』冒頭特別公開
江戸の「ミス・マープル」が活躍!『恋の行方は謎絡み 大奥様陽だまり事件帖』

山本巧次さんの人気シリーズ第二弾『恋の行方は謎絡み 大奥様陽だまり事件帖』は、六十三歳の旗本の大奥様・嬉代が、その豊かな知恵と洞察力で市井の謎を解き明かす、心温まる江戸ミステリーです。空き家の幽霊騒動や夫婦喧嘩の行方など、町の人々にとっての一大事を、嬉代様が孫娘の那美と力を合わせて解決していきます。読み進めるうちに、きっと心に温かい陽だまりが広がるような作品です。
本書の冒頭25ページまで特別公開中です。ぜひお試しください。
『恋の行方は謎絡み 大奥様陽だまり事件帖』冒頭特別公開
シリーズ前作もチェック!

直木賞作家が綴る京都の日常『京都折々暮し』

澤田瞳子さんのエッセイ『京都折々暮し』は、「苛立たしいけど愛おしい――私は生まれ育ったこの町が好きだ」という言葉に集約される、京都の魅力が詰まった一冊です。京都で生まれ育った直木賞作家が、この街で見て感じた日常をウィットに富んだ文章で綴っています。旬の食を楽しみ、旅先での出会いに心惹かれ、先人の遺した芸術を尊び、歴史に思いを馳せる――そんな日々の営みが、私たちに新しい発見を与えてくれるでしょう。京都の奥深さと、日々の暮らしの中にある小さな喜びを再発見できる一冊です。
本書の冒頭15ページまで特別公開中です。ぜひお試しください。
『京都折々暮し』冒頭特別公開
シリーズ前作もチェック!

芸術への情熱が胸を打つ物語『アンサンブル』

志川節子さんの『アンサンブル』は、劇作家・脚本家の長田育恵さんも「芸術の道を歩む限り、私たちもまた「アンサンブル」の一員なのだと胸が熱くなる。」と推薦する作品です。『早稲田文学』の編輯補佐をしていた中山晋平が、島村抱月や松井須磨子たちとの出会いを通して、大衆のための新しい音楽を模索していく波乱に富んだ半生を描いています。芸術への情熱と、もがきながらも進む人生の姿は、きっと私たち自身の背中もそっと押してくれるはずです。
本書の冒頭14ページまで特別公開中です。ぜひお試しください。
『アンサンブル』冒頭特別公開
平凡な主婦が地獄を駆け抜ける!『誰かがジョーカーをひく』

宇佐美まことさんの『誰かがジョーカーをひく』は、第27回大藪春彦賞候補作にも選ばれた、ノンストップ逃走劇です。平凡な主婦・沙代子が、ひょんなことからキャバクラ嬢・紫苑と出会い、三千万円を巡る逃走劇に巻き込まれていきます。闇の犯罪集団やヤクザを相手に、臆病で太り気味の中年主婦が、料理の腕と食物の知識を武器に窮地を切り抜けていく姿は、どこか痛々しくも、清々しいかっこよさを感じさせます。読み終わった後には、きっとあなたの中に小さな力と光が生まれるでしょう。
本書の冒頭47ページまで特別公開中です。ぜひお試しください。
『誰かがジョーカーをひく』冒頭特別公開
生きづらさを抱えるすべての人へ贈る『グレイの森』
水野梓さんの『グレイの森』も、第27回大藪春彦賞候補作に選ばれた渾身の社会派長編小説です。臨床心理士の水沢藍が、母と面影が重なる聡美や、手首に傷跡のある小学生・綾香との出会いを通して、ある殺人事件の真相に迫ります。すべてに白黒つける二項対立の世界で「生きづらい」と感じるすべての人に捧げられた、魂の底をえぐり出すような物語です。この物語は、きっとあなたの心に深く響き、生きるための大切なヒントを与えてくれるはずです。
人生を映し出す麻雀小説傑作選『人生リーチ、時々ツモ 麻雀小説傑作選』

大沢在昌さん、黒川博行さん、新川帆立さん、竹本健治さん、筒井康隆さん、宮内悠介さんといった人気作家たちが描く、麻雀をテーマにした傑作選『人生リーチ、時々ツモ 麻雀小説傑作選』も登場します。加藤シゲアキさんが「麻雀は選択だ。切った牌の数だけ、取り返しのつかないものが増えていく。だからこんなに面白い。」と推薦するこの一冊。学生時代に麻雀に明け暮れた作家や、謎めいた打ち筋で驚異的な強さを誇る女性教祖など、一打に託された人生の縮図がここにあります。麻雀を知らない方でも、きっとその奥深さに引き込まれる「読む麻雀」の面白さを、ぜひ体験してみてください。
2月の徳間文庫新刊は、どれも個性的で心に残る作品ばかりです。新しい物語との出会いが、あなたの日常に彩りを与え、そっと背中を押してくれるきっかけになることを願っています。気になる作品がありましたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。





