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手塚治虫文化賞最終候補に!SF傑作『ソラリス』のマンガが世界を魅了する理由

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時代を超える名作SFが、なぜ今、私たちに響くのか?

原作の小説『ソラリス』は、1961年にポーランドで発表されたSF文学の金字塔。意識を持つ広大な海に覆われた惑星ソラリスを舞台に、人間の記憶や他者理解、そしてコミュニケーションの難しさを深く問いかける哲学的な作品として、世界中で読み継がれてきました。

特にAIが急速に進化する現代では、「人間を超える知性とどう向き合うか」というテーマが、私たちにとっても身近で、改めて考えさせられるものとなっています。

アンドレイ・タルコフスキー監督やスティーヴン・ソダーバーグ監督によって二度も映画化されていることからも、その影響力の大きさがうかがえますね。さらに、「SFマガジン」2025年2月号のSFオールタイムベスト投票では、堂々の第1位に輝いたそうです!

森泉岳土さんの描く『ソラリス』の魅力

森泉岳土さんがこの深遠な原作の世界を、繊細で詩情あふれる筆致でマンガに描き出しました。これまで「難解」だと言われてきた『ソラリス』が、より多くの読者の心に届くきっかけとなっています。

宇宙ステーション

森泉さんご自身も、作品への並々ならぬ情熱を語っています。

「僕はふだん墨と爪楊枝でマンガを描いているのですが、本作『ソラリス』は鉛筆を使い、地球側は『線』で描いて余白をつくり、ソラリス側は黒々と『面』で描きました。ふたつの世界は交わらないかもしれない。そんなことを絵で伝えたかったからです。手間のかかる画法ですが、作品には求められるタッチというものがあって、ソラリスのマンガ化にはこの描きかたが不可欠でした。」

この言葉からも、作品に込められた深い想いが伝わってきますよね。手塚治虫文化賞のノミネートの知らせには、ご本人も「ほんとかな」と信じられなかったそうで、その驚きと喜びがひしひしと伝わります。

ヘルメットの男性

原作の翻訳者である沼野充義さん(東京大学名誉教授)も、「圧倒的な魔法のような筆力でエンディングに流れこんでいく! 感動的だ!」と絶賛されています。これはもう、読むしかないですね!

世界へ羽ばたく〈ハヤコミ〉の挑戦

『ソラリス』を世に送り出したのは、創業81年の早川書房が運営するコミックサイト〈ハヤコミ〉です。

〈ハヤコミ〉では、SFやミステリ文学の世界的名作をマンガ化することに力を入れています。『ソラリス』以外にも、アガサ・クリスティー原作『そして誰もいなくなった』や、本屋大賞受賞作『同志少女よ、敵を撃て』のコミック版など、魅力的な作品が勢揃い。

特に『そして誰もいなくなった』は、すでに11言語での翻訳出版が決定するなど、こちらも世界中で注目されています。

〈ハヤコミ〉はこれからも、世界的な文学作品のコミカライズやオリジナルコミックの拡充を進め、ハヤコミ作品の海外展開や映像化も視野に入れたIP開発を積極的に推進していくそうです。グローバルな読者・視聴者へ、日本の素晴らしいマンガ文化を届けてくれることでしょう。

あなたも、森泉岳土さんの『ソラリス』を手に取って、深く美しいSFの世界に触れてみませんか?きっと、新たな発見と感動が待っていますよ!

作品情報

『ソラリス』(上・下)

  • マンガ:森泉岳土

  • 原作:スタニスワフ・レム

  • レーベル:ハヤコミ(ハヤカワ・コミックス)

  • 発行:株式会社早川書房

  • 判型:A5判

  • 発売日:2025年1月22日

  • 価格:各1,980円(税込)

  • ISBN:上巻:978-4-15-210399-4 / 下巻:978-4-15-210400-7

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