紙の本だからこそ味わえる、とっておきの「体験」
このシリーズが特にZ世代の心を掴んでいる秘密は、まさに「体験型」であること。ただ読むだけじゃない、紙の本にしかできないユニークな「仕掛け」が満載なんです。
たとえば、『生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術』は、なんと袋とじになっているんですよ!

最初は袋とじを破らずに、25ページ分の「消える短編小説」を読み進めます。そして、袋とじを開封すると……短編小説とはまったく異なる長編ミステリが姿を現すんです!これって、まるで魔法みたいでワクワクしますよね。


1994年の刊行時からこの斬新な仕掛けは話題になりましたが、四半世紀以上経った今、SNSを中心に「なんだ、この仕掛けは!」「このトリック、誰かに言いたい!」と再び注目を集めているんですよ。読む行為そのものがトリックになるなんて、本当にすごいですよね。
泡坂妻夫さんってどんな人?
著者である泡坂妻夫さん(1933-2009)は、直木賞も受賞されたすごい作家さんです。それだけでなく、マジシャンとしてもご活躍されていて、創作奇術で石田天海賞を受賞した経歴もお持ちなんですよ。なるほど、これほど驚きの仕掛けが生まれるのも納得ですよね!
「ヨギ ガンジー」シリーズをご紹介
ここでは、ミステリ好きならきっと夢中になる「ヨギ ガンジー」シリーズの3作品をご紹介しますね。
『しあわせの書―迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術―』

マジシャンでもある著者が仕掛けた、「紙の本ならでは」の驚くべきトリックが隠されています。もし未読の方がいたら、絶対に本書のトリックを明かさないでくださいね!二代目教祖の継承問題に揺れる宗教団体を舞台に、ヨギ ガンジーが信者の失踪事件を追う物語です。
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発売日:1987年7月31日
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定価:693円(税込)
『生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術』

この本は、先に袋とじのまま「消える短編小説」を読んでから、袋とじを開封して長編ミステリーを楽しむという、前代未聞の仕掛けが特徴です。読み方にも注意が必要ですが、その分、他では味わえない読書体験ができますよ。謎の超能力者と怪しい奇術師が入り乱れる物語を、ぜひ楽しんでくださいね。
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発売日:1994年10月26日
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定価:737円(税込)
『ヨギ ガンジーの妖術』

「ヨギ ガンジー」シリーズの記念すべき第1作です。ドイツ人、ミクロネシア人、大阪人の血を引く謎の男、ヨギ ガンジーが登場!心霊術や念力術など、超常現象としか思えない不思議な事件の謎に挑みます。現在は電子書籍のみで楽しめるそうですよ。
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発売日:1987年1月27日
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定価:649円(税込)
「読書離れ」と言われる時代だからこそ、この「ヨギ ガンジー」シリーズのように、本を開くのが楽しみになるような体験型ミステリは、私たちに新しい読書の喜びを教えてくれます。ぜひ、あなたもこの不思議な世界に足を踏み入れてみませんか?きっと、紙の本の奥深さに感動するはずですよ!





